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Masaka Baseball Culb

初めまして。

青年海外協力隊 平成28年度1次隊 小学校教育 山本直輝です。私の任地はウガンダの首都カンパラから南西に120kmの位置にあるマサカ県です。カンパラは北半球に位置し、マサカ県は南半球なので首都にあがる度に赤道を越えています。そのマサカ県の中心から徒歩で45分の所にある田舎の小学校に算数と体育の質の向上のために配属されています。

今回は私がUganda Baseball 2nd'sに寄稿させて頂きます。

1.Masaka Basaball Culbの紹介

 ウガンダの野球は少しづつ発展しつつありますが、ウガンダの南部はまだまだ野球は知られていません。私の学校にグローブが届いた時も『それは何??』と同僚や子供達の質問攻めに遭いました。

 私の学校では5年生から7年生の子供に声をかけ、野球チームを作りました。今現在約40名のメンバーがいますが、グローブは全員分無いので練習中に貸し合いながら練習を行っています。小学校の運動場もとても狭く斜面になっているため、練習のために山の上にあるサッカーグラウンドまで移動します。

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部員の一部です。

2.設立の経緯

 ウガンダの小学校は日本と大きく異なる点があります。学校にて人間形成を行う授業がありません。私が赴任するまで体育もありませんでした。もちろん道徳も無いわけで、国から体育をするように言われてはいますが「算数・英語・社会・理科・宗教」だけです。小学校の位置付けは小学校卒業前に行われる小学校卒業試験に合格する為の機関であって、日本でいう予備校みたいな場所です。そんなウガンダの小学校なので、体育を行えば自分さえボールを触れば良い、ルールを犯しても勝てば良い、授業中でも何かこそこそ食べる、やりたく無いと勝手にどこかに行く、挨拶もまともに出来ない、物が無く貧しいと言うのに物を雑に扱うといった状況です。

 私が体育を通して、人間形成を行っています。今月でウガンダに来て10ヶ月になります。少しずつではありますが、子供達に変化が見られてきています。そこで、より学校の雰囲気や人間形成を全体的に行えないかと思い、派遣先の学校に野球チームを設立することにしました。私自身も小学校から大学まで野球部に属していたので野球を通して育った人間です。

3.野球チームの指導方針

Masaka Baseball Culbの指導方針は『人間形成』です。

1.English Only

  私の赴任先は田舎にあるため、教育を十分に受けていない人が多く母国語の英語ですら通じない場合があります。私は現地語を使って買い物等をするのですが、子供達は小学校の授業は英語、中学校も授業は英語で行われます。しかし、英語が苦手な子供も多くいるので授業が理解出来ないという問題が発生しています。そのことから野球の練習中は英語しか話さないように指導しています。野球を通して英語力も伸ばしたいと思います。

2.思いやり

 ウガンダの子供は友達の失敗を笑います。その結果、失敗することを嫌い、新しいことに取り組もうとしません。子供の時から、挑戦する心を持たずにいるのは自分の可能性を狭めていることになります。私は野球中に前向きな言葉をどんどん使い、子供達が積極的に取り組める環境を作りたいと思います。その中で、頑張る友達に前向きな言葉をかけ、相手を認める姿を目指したいと思います。

3.挨拶と礼儀

 ウガンダの子供達は友達に何かをしてもらったり、教師に何かをしてもらった時に感謝の気持ちを示さない時があります。そこに対して、おかしさを感じるのは私だけで誰も何も言いません。ウガンダの文化がそうであったとしても、感謝されて嫌な人はいないと思います。また、大人になった時に先進国の人間と働くとなったら間違いなく必要な事です。また、挨拶を指導する事も無いので、挨拶をしない子供も多くいます。コミュニケーションを図ることが野球の技術向上に繋がることや挨拶には感謝の気持ちも含まれていることなども教えていきたいと思います。

4.活動の様子

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野球を通して感謝の気持ちを育てます。

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 休み時間も練習をしている子供がいます。

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教えた事を忠実に頑張る子供。 

 

5.今後の目標

 野球メンバーが中心となって、学校全体に良い影響を与えたいと考えています。話をしっかりと聞く姿や挨拶を元気に行う姿、野球だけで無く勉強も中心となって行うようになっていけば、学校の雰囲気も変わってくると思います。今後、他校と試合をすることになっても野球に対する真摯な姿勢だけは負けないように指導していきます。